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2009年05月01日

<総集編> 出会い(後編)



~前編からの続き~


その青年はクルド人だと言い、
シリアの多くを占めるアラブ人と違い、
大きな差別を受けてきたのだと言います。



自分達のクルド語さえ、
家の外で話すことができず、
自由に歌うことも、
自由に仕事に就くこともできないんだと。


それでも自分の文化に誇りを持ち、
旅人の私にその青年はギターを片手に
クルドの歌を演奏してくれました。


P1050813.jpg

何より私に衝撃を与えたのがこのセリフでした。

「他の国では、
私たちアラブ諸国、
イスラム圏はすべてが危険だと
思われてるかもしれない。

確かに危険思想や、過激派の人達もいる。

でも私たちのほとんどは、
そんな生き方はしていないのよ。

困っている人がいたら助け合い、
支えあっていく。
それがイスラムの教えだから。」


P1050816.jpg

まるで私が今まで中東への意識、
先入観を見透かされたように
言われてしまったのです。


この家族から伝わってきた思いやりや気遣い、
屈託のない笑顔は
紛れもなくこの人達の内面をそのもの
だったと思います。

私がその家を去る時、
大きなハグと握手で、
「また困ったことがあったら、いつでも来てね」
と旅立つ私を後押ししてくれました。


P1050812.jpg

今この10ヶ月の旅を振り返っても、
ここでの出会いと、
その後中東地域で触れた人々の笑顔や優しさが
一番輝いていたと思います。

街を歩いていると、
「Welcome、Welcome」
とあちこちで声をかけてくれました。

みんな英語なんて知らないのに、
なぜか「Welcome」という言葉だけは知っていて、
外人の私に

「ようこそ、ようこそ、シリアへ」
と迎えてくれました。


P1050811.jpg

大きな地図を片手に道で立ち往生していれば
「どこに行きたいの?」
と声をかけてくれて、
目的地まで案内してくれました。

時にはバスを止めてくれて、
バスの運転手に私の運賃まで払ってくれて、
その上乗客に
「この子が○○に着いたら、教えてあげてね!」
と気遣ってくれました。

八百屋さんでは野菜を
たくさんサービスしてくれました。


P1050838.jpg


町中が笑顔と優しさにあふれていて、
それまで私が持っていた中東というイメージは、
実際にこの地を自分の目で、
自分の肌で感じたことによって
180℃変わったのです。


だから今日本で流れる中東のニュースを
聞くたびに悲しくなります。


危険なイメージや、
悪い印象ばかりが先行して、
そこに住む人達の本当の姿や、
いい話題が少なすぎるのではないかと
思わずにはいられません。


国が違って、
言葉や習慣、
肌の色、
食べ物が違っても、
“人”として基本的なことは、
世界中どこに行っても同じでした。


家族を大切に思う気持ち、

自分の故郷を愛しく思う気持ち、

それは世界共通のものでした。


このシリアの青年から学んだことは、
自由に自分達の言葉を話し、
自由に主張や行動することの尊さと感謝の気持ち。
(少なくとも私は、日本にいたら、
そんな当たり前のことに気づくことはありませんでした)


P1050842.jpg


また、テレビで見るニュースを
鵜呑みにするではなく、
自分自身で見て、感じ、そこから判断することが大切なんだ
ということでした。


このシリアの青年だけではなく、
303日間の世界一周旅行中、
「旅してよかったなぁ」と感じたのは、
全て人との“出逢い”の中にあった、

そう思います。

P1050843.jpg


<総集編> 出会い 

終わり
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2009年04月23日

<総集編> 出会い(前編)



この世界一周中の出逢いの中でも
一番印象に残っているのが
“ある青年”との
出逢いでした。

その青年と出逢ったのは、
トルコからシリアへ抜ける
国境バスの中です。

P1070030.jpg

去年2008年4月頃、
シリアからヨルダン、エジプトへ向けて、
バスやタクシーなどを使いながら移動していました。

シリアという国、
それは皆さんもご存知の通り、
「ガザ地区、パレスチナ問題」など、
今まさに世界中のニュースでも問題にされている
イスラエル、ヨルダンと近接した「中東地域」であり、
「イスラム圏」の1つです。


その青年はシリア出身の20歳。
名前はアハマド。

国境でどの窓口に行くのか分からない私に
「こっちだよ」と助けてくれたのがキッカケです。


P1060200.jpg


シリアに入ると、辺りは一面砂漠。
建物は干からびた白色のレンガ造りの平屋が連なり、
辺りを走る車や人影、もちろん木々などの
植物はほぼ見当たりません。

P1070034.jpg


何もない殺風景な景色の中、
まっすぐに伸びる道をバスは進んでいきます。

目的地に着いた時も、
「え?!こんな何もない町外れ?!」
という場所におろされてしまいました。

言葉が全く通じず困惑した私に、
アハマドは
「仕方ないよ。ここからあのタクシーに乗っていこう」
とバスを降りました。


小さな乗合タクシーに揺られる中、
私はまだシリアに着いたばかりで
シリアのお金を1円も持っていなかったので焦りました。

「一体このタクシーいくらするんだろう?
着いたらまず両替しなくちゃ!!」

内心とても不安でした。


時折そんな私を気遣ってか
「大丈夫だよ、心配しないで」と、

優しい笑顔と片言の英語を投げかけてくれました。


P1050828.jpg


そしてようやく町らしき場所につき、
お金を払おうとした時、
「いいよ、いいよ、僕が払うから」と言って、
あっさり断られてしまいました。

今までなら、そんな風に親切にしてくれる人は
大抵下心があるか、何か裏があると疑ってしまうのですが、
その青年の瞳はあまりに澄んでいたのです。


「僕の叔母の家がすぐこそだし、
キミの行く方向と一緒だから、
そこまで案内するよ」
と一緒に町を歩き始めることになりました。

P1050846.jpg


シリアのアレッポという町。
シリアで2番目に大きな都市で、
人口は300万人。

イスラム教が90%を占めています。

P1050847.jpg


アラブ圏が初めての私にとって、
町を歩くだけで、
目をひくものばかりです。

P1050853.jpg

黒のベールに身を包んだ女性、

ミミズが走ったようにしか見えないアラビア文字、

P1050879.jpg

突然うなるような大音量が町中に響きわたったと思うと、
町のあちこちで膝を地面につきながら
両手を振りかざしている人達が沢山いました。


P1050845.jpg


それはイスラム教のアザーンという
祈りの儀式だったらしく、


P1050844.jpg


不思議そうにキョロキョロしている私に、
青年はつたない英語でそう説明してくれました。

P1050848.jpg


そして私は青年の誘いに甘えて
その青年のお家にお邪魔することになったのです。


まず驚いたのは、中にいた女性の服装です。

P1050812.jpg

街中でみかける女性は皆黒い服に覆われ、
表情ひとつ見えないのに、
家の中ではジャージ姿でとってもカジュアル!

昼ごはんの途中だったこともあり、
「どうぞ食べていって」とご飯や、お茶を勧めてくれました。

一緒にご飯を食べているうちに、
叔母さんたちは自分達の文化や歴史についても
話しはじめました。

P1050816.jpg


~後編へ続く~



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☆ 世界一周プロフィール ☆

☆ みわ ☆

Author:☆ みわ ☆
<期間>
2007年11月15~
2008年9月13日
 計303日間(約10ヶ月)

<訪問国>
台湾・香港(マカオ)・
中国・ベトナム・
カンボジア・タイ・ラオス・
マレーシア・シンガポール・

インド・ネパール

トルコ・シリア・ヨルダン・エジプト

ブルガリア・アルバニア・
マケドニア・クロアチア・
ボスニア・モンテネグロ・
セルビア

ハンガリー・オーストリア・
チェコ・スペイン

ペルー・ボリビア・チリ・
アルゼンチン・ブラジル

以上32カ国

<主な移動手段>
世界一周航空券と現地バス

<旅行費用>
約140万円

<準備期間>
約半年




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